
キム・ヘスク (김해숙)のプロフィール
1955年12月30日、韓国・釜山生まれ。1974年に俳優デビューを果たし、半世紀以上にわたってドラマと映画の両分野で活躍し続けるベテラン女優だ。凛とした存在感と幅広い演技力で数々の賞に輝き、「君の声が聞こえる」(2013年)、「ピノキオ」(2015年)といったドラマから、映画『渇き』(2009年)、パク・チャヌク監督の『お嬢さん』(2016年)まで出演作は多岐にわたる。近年もNetflixドラマ「明日」(2022年)など話題作への出演が続き、「マイ・デーモン」「賢い医師生活」「京城クリーチャー」といった人気作でもその圧倒的な存在感を発揮している。
画面に現れるだけで空気が変わる、名優キム・ヘスク
韓国ドラマを観ていると、主人公を脅かす冷徹な悪役や、温かく子どもを包む母親役など、強烈な印象を残す脇役に出会うことがある。そのたびに「またこの人だ」と気づかされるのが、キム・ヘスクという女優だ。
デビューから50年以上、ドラマでも映画でも「この人にしかできない」という役を積み重ねてきた。「賢い医師生活」での深みのある母親役、「京城クリーチャー」での恐ろしくも哀切な存在感、「マイ・デーモン」での一筋縄ではいかない曲者ぶり——どの作品でも彼女が画面に現れると、物語の密度がひと段階上がる気がする。
韓ドラ初心者にこそ伝えたいのは、主人公だけが物語を動かしているわけではない、ということ。キム・ヘスクのような名優が脇を固めてこそ、ドラマの世界は本物になる。彼女の出演作を追うだけで、韓国ドラマの奥深さが少しずつ見えてくるはずだ。
出演ドラマ一覧(おすすめ順)

マイ・デーモン (마이데몬)2023年
冷徹な財閥令嬢と関わったことにより、能力を失ってしまった非情な悪魔。力を取り戻す目的で彼女と過ごすうちに、思いがけず心を動かされていき…。

賢い医師生活 (슬기로운 의사생활)2020年
誰かが生まれ、誰かが命を終える——生と死が交差する病院を舞台に、20年来の仲間たちの特別な日常を温かく描いたヒューマンドラマ。

京城クリーチャー (경성크리처)2023年
1945年の京城と2024年のソウル。それぞれ異なる時代で人間の貪欲さが生み出した怪物に立ち向かうふたりは、生き残りをかけて過酷な戦いに挑む。

Mr. プランクトン (Mr. 플랑크톤)2024年
不幸な出来事に人生を台無しにされた男が、人生最後の旅に出発。その元恋人で、結婚目前ながら世界で最も不運な女性は、図らずも男の旅に同行することになり…。

力の強い女 カン・ナムスン (힘쎈여자 강남순)2023年
超人的な怪力を受け継ぐカン・ナムスンが、祖母・母との三世代でソウルの江南を舞台に繰り広げる、パワフルで笑えるコメディドラマ。