韓国ドラマ-あの空に太陽が
あの空に太陽が-概要
ある日、弟が拘置所に入れられてしまう。
マルスンはインギョンに保釈金を用意するように責め立て、突然洋服店への就職を勧める。マルスンは「これからは働きながら学校に通えば良い」と言うその言葉にインギョンの夢は膨らんでいったが…。
あの空に太陽が-相関図
韓国ドラマ-あの空に太陽が-121話(最終回)
ミヌも刑務所に収監されたことだし・・もう何も恐がることはない。インギョンはそんな風に考えて、完全に安心しきっていました。そして彼女は自分の仕事とスンジュンのことだけを考えて、日々を楽しむように生きるのでした。それは決して間違ったことではなく、誰でも当たり前にそうすることでした。
しかし、インギョンは相手がミヌであることを完全に忘れてしまいます。彼がいかに諦めの悪い人間で、なおかつ復讐心の強い男であるかということを・・。それを知っていたら油断しないはずでしたが、彼女はうっかり油断してしまいました。こうした中、最悪の事態が起きてしまいます。
それは高い壁に囲まれて絶対に逃げられないはずのミヌが、刑務所からの脱走に成功したことです!普通ではまずありえないことでしたが、そのまさかを彼は実現してしまいました。こうして久しぶりに自由の身となったミヌは、さっそく自分がいた街に戻ります。
一方、この頃からインギョンは言い知れぬ不安に襲われていました。それは虫の知らせというやつですが、何となく悪いことが起こるような予感がしたのです。そしてまさにそれはビンゴとなり、ミヌという危険がインギョンに迫りはじめるのでした・・。
インギョンは自分はどうなってもいいと考え、ともかくスンジュンの安全を確保しようとします。そしてジョンホも彼女と歩調を合わせ、スンジュンの居場所を確認しようとするのでした。一方、刑務所を出たミヌは自由の身でありながら、一つハンデを抱えていました。
それは、逃げる途中に負傷してしまったことです。そのため彼は自由に体を動かすことができず、機敏に歩くことはもちろん、走ることもできません。畜生、なんでいつも俺だけこんな目に遭うんだ・・彼は嘆きますが、怪我だけはどうにもなりません。その頃、インギョンとジョンホは必死にスンジュンのことを探していましたが・・。
実はスンジュンはミヌのすぐ近くにいました!そして逃げる様子もなく、負傷したミヌのことをずっと見守っていたのです。どういうことなのか?恐くないのか?なぜ逃げないのか・・。あらゆる疑問が湧いてきますが、スンジュンはミヌを前にして逃げる理由がありませんでした。
なぜなら、スンジュンにとってミヌは、自分のたった一人の血の繋がった父親だからです。だから彼はミヌを恐がることなく、慈愛の心で向き合おうとしたのです。そしてそれは不自然な光景であるどころか、むしろ自然な親子の姿でした...。END