韓国ドラマ-オクニョ
オクニョ-概要
刺客に襲われた妊婦が監獄に逃げ込み、女児を出産後に命を落とす。
その子はオクニョと名付けられ、監獄で育てられた。
少女には天賦の才能が秘められていた。
母について真実を知りたいという強い思いでオクニョは囚人たちから法や易経などの知識や明の言葉を貪欲に学び次々と身に着けていくのだった。
成長したオクニョは母の死の謎を追う。
その途中で国を揺るがす陰謀に巻き込まれていく。
強大な権力に立ち向かうオクニョ。
3人の男性との出会いがオクニョの運命を大きく変えることになる!
オクニョ-相関図
韓国ドラマ-オクニョ-22話
ミョンジョンはオクニョが身分を落とされて流刑になったことをソンホから聞きます。その瞬間、ミョンジョンの心は熱く燃え上がります!彼はその昔、オクニョに言われたあの言葉を思い出していました。王様が囚人の生活に配慮しないのが悪いんです!と、オクニョははっきり言いました。
ミョンジョンはその一言で雷を受けたような気持ちになったのですが、今でもその体験を覚えています。そんな体験をさせてくれたオクニョが奴婢にされ、しかも海州に送られた・・。ミョンジョンは人目を憚ることもなく憤慨を言い表します。
一方、オクニョは海州に行く途中、山賊の襲撃に遭って捕らえられていました。すでに国から逮捕されているうえに、重ねて山賊にまで捕まってしまうオクニョ。
その心はすでに気力が尽き果ててしまい、目の前で起こる事態を呆然と眺めていました。そんなオクニョの耳にもかすかに山賊たちの話す声が聞こえていました。この女たちは全員奴隷にして、明国に売り払ってしまおう・・!ここでついに、オクニョンの沈んでいた気持ちが復活します。自分一人が明国に売られるのは構わない!しかし他の女性たちはそうはさせない!と。
その頃、チョンドゥンとウチが海州に到着していました。二人はオクニョを救うべくはるばるやって来たのですが、オクニョの姿が見当たりません。確かにオクニョは海州に送られることが決まっていたのに、どういうことだ?もしかしたら旅の途中で何かトラブルに巻き込まれたのかもしれない!二人はあれこれ想像しながらオクニョのことを心配します。
一方、大変な状況にあったのはオクニョだけではありませんでした。ウォンヒョンも何者かに襲撃されてしまい、生死の境をさまよっていました。テウォンはウォンヒョンを心配してお見舞いに行きますが、ナンジョンか門前払いされてしまいます。ウォンヒョンへの襲撃は単なる盗人の仕業ではない!はっきりとした陰謀の中で行われた暗殺だ!それに気づいたのはムンジョン王后ですが、彼女はただちに犯人探しを行わせます。
その頃、オクニョはまだ辛うじて生き延びていました。山賊たちは本気でオクニョたちを明国に売ろうとしましたが、オクニョたちはなんとか脱出したのです。しかし、山賊から逃れても罪人であることは変わらず、オクニョたちは改めて海州へ向かいます。その海州に行くのも簡単ではありませんでしたが、女たちは気力を振り絞って歩き続け・・。ついに全員が海州に到着したのでした!...。
韓国ドラマ-オクニョ-23話
ナンジョンは結婚を破棄したジホンのことを、許しませんでした。ジホンが行ったことは決して罪などではありませんでしたが・・。ナンジョンは無理やり罪にあたるとして、ジホンを投獄してしまったのです。ジホンは婚約者に対する罪悪感は持っていましたが、それでも投獄されることには納得できません。さらにナンジョンによる処罰はエスカレートし、ついにジホンは海州に送られてしまいます。
その場所は、少し前にオクニョン達が送られた場所と同じでした。ジホンがほうほうの体で海州にたどり着いてみると、そこにはオクニョがいました。ジホンはオクニョを見て驚きますが、オクニョも同じように驚きを隠せません。海州に送られるのは左遷だが、実質的に流刑と同じだ・・。二人は自分達のみじめな境遇を共有しながら、互いに表情をゆがめるのでした。
一方、テウォンはウォンヒョンから謝罪を受けていました。過去においては俺はとんでもないことばかりをして、お前に迷惑をかけてきた。しかし、今はそのことをちゃんと反省し悪かったと思ってる。テウォンよ・・どうかこの俺を許してくれ・・と。そこには確かに、悔い改めようとするウォンヒョンの姿がありました。テウォンにもそれがよく伝わってきましたが、しかし、彼はすぐには許そうとしません。
それは、積年のわだかまりがあって、心の整理ができていない部分もあるからです・・。そうした中、ウォンヒョンはテウォンに対して、両班になるよう勧めます。一方、オクニョはわざと不真面目な態度をとり、仕事から外されるようにしていました。なぜそんなことをしたかというと、オクニョはどうしてもやりたくない仕事を押し付けられたからです。
その仕事とは・・官僚たちを接待することです。囚人たちの世話なら喜んでするけど、ふんぞり返った官僚の接待なんてまっぴらだ!結局、オクニョは接待の仕事をせずに済んだのでした・・。その代わり、オクニョには新しい命令が下されました。それは大御所の側にいて世話をすることでしたが、ジホンはこれを聞いて動揺しています。
その頃、宮廷ではムンジョン王后によって、水面下で事件の犯人探しが行われていました。事件というのは・・ウォンヒョンが何者かによって暗殺されそうになった事件です。そのウォンヒョンはテウォンとの関係改善を図るため、高い地位をテウォンに与えていました。一方のテウォンも徐々にではありますが、テウォンに歩み寄ろうとしています...。
韓国ドラマ-オクニョ-24話
ウォンヒョンはテウォンの信頼を得るため、彼の望むもの全てを与えようとしていました。テウォンとしては主簿の官職を望んでいたところですが、ウォンヒョンはこれをテウォンに授けます。こうしてテウォンの地位はさらに高まり、徐々にナンジョンを脅かす存在になっていくのでした。
ナンジョンはウォンヒョンの厚遇ぶりを見て反発し、ウォンヒョンを厳しく非難します。経験の少ない者に平市署の主簿の官職を与えるなど・・常軌を逸している!と。しかし今やウォンヒョンの心はテウォンにあり、ナンジョンの批判には耳も貸しません。
その頃、オクニョはまだ依然として奴婢のままで生きていました。復位できる見込みは薄く、その気配すら感じられない状況の中、オクニョは絶望を深めます。オクニョは感情を心にしまっておくことができず、ジホンに心情を吐露します。このまま人生の最後まで奴婢として生きるのかしら・・そんなの冗談じゃない!と。
そのとき、ジホンはテスの遺品のことを思い出しました。ここぞというときに使ってほしい物が地図の場所に埋まっている・・。テスの遺書には確かにそう書かれていました。ジホンは今こそそれを掘り起こしに行くべきではないかと考え、オクニョを促します。さあ遺品の地図を広げて、テスが残してくれた助け手を見つけに行こう!と。
こうして二人は希望を持ち直しますが、ジホンはこの後すぐ絶望に引き戻されます。彼の父親・ファノクが、テウォンによって逮捕されてしまったのです。罪状は密輸ということでしたが、取調べは行われませんでした。なぜなら、ファノクは逮捕後、ショックのあまり突然死してしまったからです!この知らせを聞いたジホンは、テウォンに対する激しい怒りを燃え上がらせます。
一方、宮廷ではナンジョンとウォンヒョンの対立が決定的になっていました。ナンジョンはテウォンを贔屓するウォンヒョンを非難し続けますが・・ウォンヒョンはそれを無視!そしてそのウォンヒョンに厚遇されるテウォンは、ジホンの恨みを買ってしまいます。オクニョはジホンと共闘しているため、テホンから遠く離れてしまっています。
彼女の心の中にあるものはただ一つ、とにかく奴婢の身分を脱出することです。そうしなければ母の死の真相も突き止められない・・とオクニョは焦りを募らせます。オクニョは母親のことを胸に抱きつつ、秘かにテウォンのことも考えていました。テウォンはその後どうなったのか、父親との関係を修復できたのか・・と気にしています...。