韓国ドラマ-オクニョ
オクニョ-概要
刺客に襲われた妊婦が監獄に逃げ込み、女児を出産後に命を落とす。
その子はオクニョと名付けられ、監獄で育てられた。
少女には天賦の才能が秘められていた。
母について真実を知りたいという強い思いでオクニョは囚人たちから法や易経などの知識や明の言葉を貪欲に学び次々と身に着けていくのだった。
成長したオクニョは母の死の謎を追う。
その途中で国を揺るがす陰謀に巻き込まれていく。
強大な権力に立ち向かうオクニョ。
3人の男性との出会いがオクニョの運命を大きく変えることになる!
オクニョ-相関図
韓国ドラマ-オクニョ-43話
オクニョには自分を目立たせようなどという気持ちはありません。しかし、悪事を働いたムンジョン王后だけは許すことができませんでした。王様のためにも国のためにも、そして愛する仲間たちのためにも・・。ムンジョン王后の悪事だけは暴露しなければならないと考えていたのです。しかし、そのためにはテウォンの協力が必要でした。
テウォンはムンジョン王后との関係も深く、さまざまな情報を持っていたからです。また、宮廷においてはオクニョよりもテウォンのほうが行動範囲が広いのです。そこでオクニョはテウォンに協力を要請します。するとテウォンは快く承諾し、共にムンジョン王后を追いつめることを誓います。
一方、ミョンジョン王のオクニョに対する後ろめたさはピークに達していました。彼はオクニョに自分の身分を黙っていたことを申し訳なく思っていたのです。今まで何度もそれを謝罪しようと思いましたが、そのたびに先延ばしにしてしまっていました。しかしついに彼は決心し、オクニョに自分がウソをついていたことを告白します。
実はオクニョはすでにこのことを知っていましたが、黙ってミョンジョン王の話を聞きます。これまでずっと黙っていて悪かった・・私は調査官などではなく王様なんだ・・と。もちろんオクニョ(ン)はそれに対して怒る理由がありません。それどころか、オクニョンは自分のほうも隠し事をしていた悪いと思っているのです。
オクニョンが隠していることとは・・彼女が実は王女であるということです。これを知ったら王様は驚くに違いありませんが、オクニョはまだ話すことができません。一方、ムンジョン王后とウォンヒョンは、ミョンジョン王とオクニョを警戒していました。二人の間柄を利用してスキャンダルを作ることができるのではないか・・。ウォンヒョンは今でもそう考えていたのです。
一方、ムンジョン王后とナンジョンは、オクニョが台頭してくることを恐れています。そこで3人は、王様とオクニョに監視をつけることで合意します。その頃、マッケはオクニョの母・ガビに関する新しい情報を手に入れていました。
実はガビが生きているとき、彼女と一緒に女官をしていたという女性が見つかったのです!このときすでに、マッケ本人はオクニョが正統な王女であることに気づいていました。オクニョはムンジョン皇后の悪事を暴露するため、裁判を利用することを考えています。裁判で全てを明るみにすれば、ムンジョン皇后も言い逃れできなくなるのではないか・・と...。
韓国ドラマ-オクニョ-44話
マッケはオクニョの正体を調べるため、一人の元女官を訪ねていました。実はその元女官は、生前のガビを知っているというのです。知ってるどころか、彼女は同じ女官としてガビと一緒に働いたことがあるのです。この女から話を聞けば、オクニョの出生のことも何か分かるかもしれない・・。マッケはそう考えて、少し強引な方法でマッケに迫ります。
元女官がすんなり話すようにと、彼女を強引に拘束したのです!そうした上で、マッケはカビについてあれこれ質問を投げかけていきます。一方、ミョンジョン王は体調を崩して病の床にありました。それは突然のことでしたが、彼は胸痛を覚えてそのまま意識を失くしてしまったのです!原因ははっきりしませんが、とにかくあっという間に危篤状態に陥ります。
元女官に対するマッケの取調べはまだ続いていました・・。元女官はガビのことについて積極的に話そうとしなかったので、マッケは彼女に脅しを加えます。そうすると元女官はようやく話し始め、ガビの出産場所をマッケに教えます。ガビは監獄に逃れ・・そこで赤ちゃんを産んでから死んだと・・。
一方、ミョンジョン王は意識を失ったままで、回復の見込みがありません。親族や臣下たちは激しく動揺し表情は蒼ざめていました。そうした中、俄かに次期王の話が持ち出されます。万が一、ミョンジョン王がこのまま亡くなったら、次の王は誰にすればいいのか!?と。
やがて宮中内は、現在の王の病気より次期王の話しで持ち切りになります・・。ナンジョンは表向きは王様の病気を心配していましたが、心の中ではチャンス到来だと考えていました。次期王にコントロールしやすい人間を据えれば、権力を思うがままにすることができる・・と。こうしてナンジョンはさっそく、次期王の候補たちを物色し始めます。
一方、オクニョは少し遅れてミョンジョンの一大事を聞きます。王様が倒れた・・お願い・・なんとか回復して!と、心の中で祈り続けます。しかしどうしても直接会いたくなり、オクニョは人目を避けて王様に会いに行きます。そしてオクニョは王様のもとに到着しますが、そこで驚くべき光景を目にします。
実は王様はとっくに意識を回復させていたのです!しかしあえて意識がないフリをして、ウォンヒョンたちを欺いていたのです。王様には何か考えがあるようだ・・オクニョは瞬時に悟って王様に調子を合わせます。その頃、ナンジョンは何も知らずに後継者選びを行っていました...。
韓国ドラマ-オクニョ-45話
オクニョはミョンジョン王が以外に策略家であることを知り、見直すようになります。この人はただ優しいだけの頼りない王じゃなかったのね・・と。ミョンジョン王の偽装失神に、ムンジョン王后たちは完全に騙されていました。
さて、オクニョが秘密裏にミョンジョン王と会っていたとき、突然ムンジョン王后が現れます。オクニョはすかさず身を隠し、二人の様子を陰から見守ります。ムンジョン王后は寝ているミョンジョン王を見つめながら、何かを考えているようです。
もしかしてバレてしまったのか・・いやそんなことはない・・と、オクニョに緊張が走ります。結局、この場はミョンジョン王の演技力が優秀さを発揮し、意識のないフリはバレませんでした。ミョンジョン王は・・オクニョも・・ほっと胸をなでおろします。
一方、ミョンジョン王は自分の体が長くないことを自覚していました。この前はすぐに意識が戻ったが、今度倒れたときはどうなるか・・。実際のところ、ミョンジョン王の病気はかなり深刻だったのです。そんなとき、テウォンが難癖をつけられて逮捕されます。
ジェミョンは彼を必死に助けようとしますが、当局はテウォンを釈放しようとしません。しかしミョンジョン王が自らテウォンを呼び寄せ、テウォンは釈放されます。テウォンはなぜ自分が王様に呼ばれたのかと訝りますが・・王様の意外な言葉を聞いて驚きます。
私はもうそれほど長くないようだ・・心配なのはオクニョだが・・お前が守ってやってほしい!と。テウォンはミョンジョン王がオクニョを側室にするつもりだと思っていたので・・。王様から直接オクニョを守ってほしいと言われて、テウォンは戸惑います。
しかしやがて心を落ち着けたテウォンは、オクニョを守ることをミョンジョンに約束します。その頃、ナンジョンはようやくオクニョの正体を突き止めていました。信じられない・・オクニョがあのカビの子供だなんて・・うそよ・・と。ここまで知ってしまうと、当然ながら、ナンジョンはオクニョの身分も知ったことになります。
つまり、オクニョは単なる女官でもなければ奴婢でもない・・。
正統な王家の血を引く王女だということです!オクニョが王女ですって・・そんなことありえない!ナンジョンは強がりを言いながらも、内心では焦っていました。オクニョが本当に王女だとすると、彼女の立場は危うくなる可能性があるからです。このままではまずい、どうしよう!パニックに陥ったナンジョンは再び策略をめぐらします...。