韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)
大祚榮(テジョヨン)-概要
ジョヨンは唐の挑発により危機に陥っていた父テ・ジュンサンと高句麗の兵士たちを助けるために戦い始める。この時、唐と手を組んでいる契丹族の襲撃により生死をさまよっていたジョヨンは、契丹族族長の娘チョリンに助けられる。それをきっかけにジョヨンとチョリンは恋に落ちる。
そんな中、ジョヨンの恋のライバルとして現れるのが、チョリンと兄妹のような仲のイ・ヘゴ。ヘゴは高句麗の将軍のもとに生まれるが、訳あって契丹族によって育てられ、共に育ったチョリンを愛するように...。平壤城の政治勢力と遼東の軍部勢力が反目する中、和合と仲裁のために平壤城に侵入したジョヨンは、監獄に入れられてしまう。それを救ったのが、寶臧王の姪スギョン。スギョンはテジョンに想いを寄せ、チョリンと恋のライバルになり、葛藤を起こす。そんな中、チョリンはジョヨンとの子を身ごもるが、ジョヨンに告げることもできず...。結局二人は引き裂かれる運命となってしまう。
やがて、高句麗は新羅と手を組んだ唐に滅ぼされ、高句麗の民は流民になる。あちらこちらに散らばってしまった高句麗の民を思うジョヨンは、高句麗の民が安心して暮らせる国を作るために、義兄弟として意を決したコルサビウ、フクスドルと共に立ち上がり...。
https://youtu.be/-QrcKgM-2a4
https://youtu.be/vK2gp4KiFUA
大祚榮(テジョヨン)-相関図
韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)-37話
騒ぎを聞きつけてお出ましになったポジャン王に、テ・ジョヨンは、プ・ギウォンが約束した降伏の条件は偽りであること、ヨン・ナムセンが自分を助け教えてくれたことを話す。テ・ジョヨンの言を信じるか、プ・ギウォンの降伏の条件を飲むべきか悩む王。しかし、唐はかつて一度たりとも高句麗との約束を守ったことはない。王はテ・ジョヨンの言うことを信じ、プ・ギウォンを自宅に軟禁した。プ・ギウォンは今や大莫離支になったヨン・ナムゴンの策士シン・ソンに全権を委ねて、シン・ソンの弟でヨン・ナムサンの策士シン・ホンと唐軍を迎え入れる作戦を練った。シン・ホンは、地形の険しい南門を開け唐軍を入れ、唐と連合する新羅軍を北門から入れるよう、指示した。南門の前で待つイ・ヘゴ、チョリン、契丹族兵士。合図の火矢を放つイ・ヘゴ。プ・ギウォン配下が南門を開け奇襲が始まる。と同時に、正面からも唐の総攻撃が始まった。歓迎の意を表した文官大臣たちも約束を反故にされ、逆らう者は容赦なく殺された。たちまちのうちに平壌城は火の海と化した。ポジャン王は皇宮に残り、大莫離支ヨン・ナムゴンは自決を図った。西暦668年9月、こうして1000年の歴史を誇った高句麗は滅亡した。テ・ジョヨン、スジョン、コルサビウら逃げ延びた者たちは、涙ながらに再起を誓うのだった。
韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)-38話
逃げ延びた武将と民の多くは、遼東の安市城に到着した。一方、平壌城と運命を共にしようとしたポジャン王、ヨン・ナムゴン大莫離支と多くの文官大臣は捕虜として唐に護送された。唐は5部176城69万戸余の高句麗全域を9都督府42州100県に改編、平壌城に安東都護府を置き、高句麗全体を治めさせた。その長たる検校安東都護には、ソ・リンギが就任、凶作にもかかわらず、住民への弾圧は激しかった。そのため、各地で抗唐運動が起こり、その中でも安市城は独立国のような状態だった。テ・ジョヨンたちは、唐の食糧軍需輸送団を襲い食料を民に分け与えていた。唐にいるヨン・ナムセンに、高句麗の民を奴隷として唐に護送する命令が下った。迷うヨン・ナムセンに、シン・ホンは唐の信頼が得られれば、ソ・リンギが支配する安東都護府を任されるとヨン・ナムセンに進言する。ヨン・ナムセンはソ・リンギを訪ね、契丹族に援助を頼む。テ・ジョヨンはいつもヤンマンチュン将軍の言葉を思い出していた。民が死ななければ、国はまた起こせる。民が一緒になれば、どこでどんな夢を見ようとも必ず成せる…。テ・ジョヨン、コルサビウ、フクストルは平壌城に入り、シン・ホンを捕まえる。ヨン・ナムセンが平壌城落城以前、自分に言った高句麗再興の夢を確認したいと言うテ・ジョヨンだったが、シン・ホンはイ・ヘゴに知らせ、兵を送るのであった。テ・ジョヨンたちは捕まって投獄されてしまった。
韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)-39話
テ・ジョヨンたちを拉致したのは、イ・へゴたちではなく、黒猫と称する盗賊の一団であった。殺せと命令する盲目の頭領の顔と声から、テ・ジョヨンは彼が遼東の将軍チャン・サネであることを知る。テ・ジョヨンは名前を名乗り、盲目を装っていたチャン・サネは目隠しを取り、テ・ジョヨンたちを解放した。チャン・サネによると、コム・モジャムも中募山にあって抗唐の人々を集め、軍を組織しているとのことだった。1万人の高句麗遊民を唐に送ることを知ったテ・ジョヨンは、その指揮を執るヨン・ナムセンに会う。ヤン・マンチュン将軍が言った、「民がいれば国は再興できる」という言葉を肝に銘じているテ・ジョヨンは、高句麗遊民を救うことを決意し、唐兵になりすまして護送船に乗り込むことにした。一方、プ・ギウォン、シン・ソン、サブグは安東都護府長官ソ・リンギに忠誠を誓って難を逃れようとしていた。ヨン・ナムセンがテ・ジョヨンに協力したのは知った、ナムセンの策士シン・ホンは、ナムセンを見限り、旧主人高句麗のプ・ジグァン将軍の遺子イ・へゴに鞍替えすることを決意する。計画していた護送船の奇襲が事前に見つかり、コム・モジャムは来なかったが、唐軍姿のテ・ジョヨン、コルサビウ、フクスドルはその護送船に乗り込んだ。