韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)
大祚榮(テジョヨン)-概要
ジョヨンは唐の挑発により危機に陥っていた父テ・ジュンサンと高句麗の兵士たちを助けるために戦い始める。この時、唐と手を組んでいる契丹族の襲撃により生死をさまよっていたジョヨンは、契丹族族長の娘チョリンに助けられる。それをきっかけにジョヨンとチョリンは恋に落ちる。
そんな中、ジョヨンの恋のライバルとして現れるのが、チョリンと兄妹のような仲のイ・ヘゴ。ヘゴは高句麗の将軍のもとに生まれるが、訳あって契丹族によって育てられ、共に育ったチョリンを愛するように...。平壤城の政治勢力と遼東の軍部勢力が反目する中、和合と仲裁のために平壤城に侵入したジョヨンは、監獄に入れられてしまう。それを救ったのが、寶臧王の姪スギョン。スギョンはテジョンに想いを寄せ、チョリンと恋のライバルになり、葛藤を起こす。そんな中、チョリンはジョヨンとの子を身ごもるが、ジョヨンに告げることもできず...。結局二人は引き裂かれる運命となってしまう。
やがて、高句麗は新羅と手を組んだ唐に滅ぼされ、高句麗の民は流民になる。あちらこちらに散らばってしまった高句麗の民を思うジョヨンは、高句麗の民が安心して暮らせる国を作るために、義兄弟として意を決したコルサビウ、フクスドルと共に立ち上がり...。
https://youtu.be/-QrcKgM-2a4
https://youtu.be/vK2gp4KiFUA
大祚榮(テジョヨン)-相関図
韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)-130話
捕虜交換のために川をはさんで対峙したテ・ジョヨン軍と唐軍。人質のテ・ジュンサンとチョリンの縄が解かれ、チョリンは川を渡った。しかし、テ・ジュンサンは近くの唐の兵の刀を奪い一人で唐の軍勢に斬り込んでいった。一斉にテ・ジュンサンに斬りかかる唐の兵たち、テ・ジョヨンも攻撃を命じる。乱戦の中、深手を負い、イヘゴの剣に貫かれたテ・ジュンサン。最後に必ず勝ってこの地に高句麗の栄光を復活させるようにとテ・ジョヨンに頼んで息を引き取った。唐の大軍が押し寄せるがテ・ジョヨンは決死の覚悟で、この谷に踏みとどまって反撃することを選んだ。テ・ジュンサンの死に奮起した兵たちの働きで、戦いは陽が暮れても続いた。その時、ソリンギを待つ手薄な唐の本陣に敵軍襲来の知らせが入る。そこへコムが靺鞨族を引き連れて帰ってきたのだ。谷に籠ったテ・ジョヨン軍の奮戦で、消耗していく唐軍は退却する道を選ぶ。しかし、唐軍の前に本陣を落としたコムと靺鞨族が立ちふさがった。コムとテ・ジョヨンに挟みうちにあったイヘゴはチョリンを連れて逃げるしかなかった。逃亡するイヘゴの軍勢は千にも満たなくなり、イヘゴはチョリンに好きなところへ行くがいいと告げるが、どんなに憎んでもイヘゴを愛しているチョリンは、二人でどこか遠くで暮らそうと答えた。そんなイヘゴをテ・ジョヨンは自ら追撃軍を率いて追いつめていった。
韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)-131話
テ・ジョヨン軍の追撃に追い詰められたイヘゴ。家臣たちが捨石となってテ・ジョヨン軍に立ち向かう間にイヘゴは、未だ再起をあきらめられずシン・ホン、チョリンたちと共にほんの数騎で向かって行った。奮闘するイヘゴの家臣たちを打ち破って、さらにイヘゴを追いつめるテ・ジョヨン。イヘゴの軍師シン・ホンが一計を案じ、囮になってテ・ジョヨン軍を引きつけている間にイヘゴたちは、盲点となっている遼河城に隠れた。テ・ジョヨンは、シン・ホンを捕縛したがイヘゴを見失う。イヘゴの居所をしゃべらぬシン・ホンにテ・ジョヨンは処刑を命じた。処刑場に引き出され、イヘゴに向かって最後の挨拶をするシン・ホン。しかし、すべてはテ・ジョヨンの策で、シン・ホンが語りかけたその方向からテ・ジョヨンはイヘゴが遼河城に潜んでいることを見抜く。遼河城に押し寄せるテ・ジョヨン軍。テ・ジョヨンがやって来たことを告げ、どうするつもりかと問うイヘゴに、チョリンは毒の入った小瓶を取り出し、一緒に飲んで共に逝きましょうと答える。しかし、自分は武将としてテ・ジョヨンと戦いたいとイヘゴ。テ・ジョヨン軍の前に現れたイヘゴは、最後の勝負としてテ・ジョヨンに一対一の勝負を申し込む。父や死んでいった兵たちの仇を自分の手で討つために受けてたつテ・ジョヨン。2人の剣が火花を散らす。
韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)-132話
いつ果てるともなく思われたテ・ジョヨンとイヘゴの一騎打ちは、最後にテ・ジョヨンが勝利をおさめた。イヘゴは、テ・ジョヨンに唐よりも高句麗よりも雄大な帝国を建てろと言って息絶えた。イヘゴの亡骸に歩み寄ったチョリンはイヘゴの妻としての覚悟で毒を飲み、後を追った。凱旋してきたテ・ジョヨンを大勢の民が出迎えた。民たちは、口々に王になって下さいとテ・ジョヨンに頼んだ。民が望むなら喜んで王になろうとテ・ジョヨン。テ・ジョヨンは正式に初代太王に即位し、国名を渤海と号した。宰相にチャン・サネ、大将軍にコルサビウが任じられた。病で床についていたソリンギは、渤海建国の知らせを受けるが、未だ決着つかずと、イムンに最後の秘策を与え長安の則天皇帝のもとへ向かわせた。あえて官位につかなかったミモサは、残された危険勢力である突厥が唐と手を組む前に、渤海が同盟すべきだと策を献じた。テ・ジョヨンは密かにコムのもとを訪れ、突厥の可汗ムクチョルと会って同盟を結んでくるように命じた。それを知った皇后スギョンは、コムが独力で成果を上げ後継者として認められるのを恐れた。唐の長安では、則天皇帝にイムンがソリンギの秘策として再び突厥と手を組むよう願い出た。突厥では、交渉に訪れたコムにムクチョルが軍事援助や献上品など一方的な条件を押し付けてきた。熟考の末、巧妙な答えを返すコム。そこに唐の使者イムンが到着した。