韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)
大祚榮(テジョヨン)-概要
ジョヨンは唐の挑発により危機に陥っていた父テ・ジュンサンと高句麗の兵士たちを助けるために戦い始める。この時、唐と手を組んでいる契丹族の襲撃により生死をさまよっていたジョヨンは、契丹族族長の娘チョリンに助けられる。それをきっかけにジョヨンとチョリンは恋に落ちる。
そんな中、ジョヨンの恋のライバルとして現れるのが、チョリンと兄妹のような仲のイ・ヘゴ。ヘゴは高句麗の将軍のもとに生まれるが、訳あって契丹族によって育てられ、共に育ったチョリンを愛するように...。平壤城の政治勢力と遼東の軍部勢力が反目する中、和合と仲裁のために平壤城に侵入したジョヨンは、監獄に入れられてしまう。それを救ったのが、寶臧王の姪スギョン。スギョンはテジョンに想いを寄せ、チョリンと恋のライバルになり、葛藤を起こす。そんな中、チョリンはジョヨンとの子を身ごもるが、ジョヨンに告げることもできず...。結局二人は引き裂かれる運命となってしまう。
やがて、高句麗は新羅と手を組んだ唐に滅ぼされ、高句麗の民は流民になる。あちらこちらに散らばってしまった高句麗の民を思うジョヨンは、高句麗の民が安心して暮らせる国を作るために、義兄弟として意を決したコルサビウ、フクスドルと共に立ち上がり...。
https://youtu.be/-QrcKgM-2a4
https://youtu.be/vK2gp4KiFUA
大祚榮(テジョヨン)-相関図
韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)-67話
テ・ジョヨンは処刑場に戻り、高句麗の民、東明天帝団の面々の累々たる屍に涙した。コルサビウ、フクスドルが駆け寄り、生き残った者たちが潜んでいる洞窟にテ・ジョヨンを連れ戻した。ミモサも生き残っていた。しかし、ポジャン王、テ・ジュンサン、スギョン姫、チャン・サネ他は捕虜として、牢に入れられていた。契丹族の将軍イ・ヘゴの策士シン・ホンは、ポジャン王たち捕虜を唐の長安に押送する案をソ・リンギに提案した。唐政府の頭を悩ませ、苦しめてきた東明天帝団を壊滅させた手柄をアピールするためであった。唐からきていたイムンもまた、ポジャン王を唐に連れて行こうとしたが、ソ・リンギたちが押送することになった。それを聞いた遼東にいる高句麗の民は安東都護府を取り巻き、ポジャン王長安押送に反対を唱えた。力づくで民衆を蹴散らそうとしたイ・ヘゴたちであったが、そこにヨン・ナムセンが現れ、自分こそが大逆罪人である、自分を殺してくれ、もう皆の死を見ることはできないと民衆に土下座した。最初はナムセンに石をぶつけていた民衆だったが、ナムセンの真摯な態度を見て、一人一人と去って行った。それでも、ポジャン王一行が押送される日、ポジャン王の乗った檻車には多くの民が群がった。ポジャン王は檻車のふたを開けさせ、民に「生きてくれ、高句麗は無くなっても、皆は高句麗の民として生きてくれ」と涙ながらに訴えた。民も皆、涙を流してそれを聞いた。ポジャン王は民衆の中にテ・ジョヨンを見つけうなづいた。編み笠をかぶったテ・ジョヨンもまたポジャン王を見、訴えを聞いて涙を流すのだった。
韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)-68話
ポジャン王たちを奪回せんとするテ・ジョヨンは、営州に着いたソ・リンギたちの動向を探った。テ・ジュンサンたちは牢に入れられているが、ポジャン王は病を得て宮庁内にいるとのことだった。護衛は約1000人の兵士である。一行は臨渝関到着前に馬都山を通るはずである、馬都山には唐に滅ぼされた突厥族が潜んでいるので、彼らの手を借りて王たちを奪還してはどうかと、ミモサが提案した。突厥族の部族長ケピルサムンが女に弱いことを利用して、ミモサは突厥族に近づくことに成功した。ケピルサムンはポジャン王、テ・ジョヨンの名声を知っていて、ミモサのチサン楼の財産の半分を提供することで、協力を承諾した。シン・ホンは突厥族の存在は周知していた。そこで、イ・ヘゴ、ソ・リンギに言い、日が高いうちに馬都山の麓に陣営を張り、明朝、一気に馬都山を越えようとした。そのことを知ったテ・ジョヨンたちは、夜を待って奇襲をかける作戦を立てた。しかし、唐のイムンはソ・リンギとの手柄争いで、王から権力を委譲されつつあった則天武后の許可を得て、ソ・リンギを迎えに行くと称して馬都山の西に陣を張っていた。ソ・リンギの陣営の正面から突厥族が攻め、テ・ジョヨンたちが裏に回り、ポジャン王、テ・ジュンサンたちを救出した。病気のポジャン王とともに山道を進む彼らの前に、イムンたち唐の兵士が立ちはだかった。テ・ジョヨンたちは行く手を邪魔する者全てを殺すと剣を構えた。
韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)-69話
テ・ジョヨン、ポジャン王、スギョン姫、フクスドルたちは、テ・ジュンサン、コルサビウたちと離れ離れになっていた。剣を抜いたテ・ジョヨンは力の限り戦おうとしたが、イムンの剣がポジャン王の首に当てられ、テ・ジョヨンは剣を捨てた。テ・ジョヨンとポジャン王を手に入れたイムンだったが、そこにソリンギ、イヘゴたち一隊が追いついた。ソリンギとイムンの間で大物捕虜2人の取り合いが始まった。それぞれの考えからソリンギがポジャン王を、イムンがテ・ジョヨンを捕らえたことになった。唐の長安に着いたイムンはテ・ジョヨン、フクスドルと部下のマパを町に吊るし、さらし者にした。唐の朝廷では、ポジャン王を捕らえたソリンギとテ・ジョヨンを捕らえたイムン、どちらの功績が大きいか議論されていた。イムンはテ・ジョヨンに、徹底的に屈辱を与えようと考えた。水一滴も一口の食物も与えずに吊るしたテ・ジョヨンを唐最強の戦士、身の丈8尺の巨漢ウゴルと戦わせると王の代理を務める則天武后に申し出た…。一方、吊るされたテ・ジョヨンのことを逃げ延びたコルサビウが歯を食いしばりながら見つめていた。