韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)
大祚榮(テジョヨン)-概要
ジョヨンは唐の挑発により危機に陥っていた父テ・ジュンサンと高句麗の兵士たちを助けるために戦い始める。この時、唐と手を組んでいる契丹族の襲撃により生死をさまよっていたジョヨンは、契丹族族長の娘チョリンに助けられる。それをきっかけにジョヨンとチョリンは恋に落ちる。
そんな中、ジョヨンの恋のライバルとして現れるのが、チョリンと兄妹のような仲のイ・ヘゴ。ヘゴは高句麗の将軍のもとに生まれるが、訳あって契丹族によって育てられ、共に育ったチョリンを愛するように...。平壤城の政治勢力と遼東の軍部勢力が反目する中、和合と仲裁のために平壤城に侵入したジョヨンは、監獄に入れられてしまう。それを救ったのが、寶臧王の姪スギョン。スギョンはテジョンに想いを寄せ、チョリンと恋のライバルになり、葛藤を起こす。そんな中、チョリンはジョヨンとの子を身ごもるが、ジョヨンに告げることもできず...。結局二人は引き裂かれる運命となってしまう。
やがて、高句麗は新羅と手を組んだ唐に滅ぼされ、高句麗の民は流民になる。あちらこちらに散らばってしまった高句麗の民を思うジョヨンは、高句麗の民が安心して暮らせる国を作るために、義兄弟として意を決したコルサビウ、フクスドルと共に立ち上がり...。
https://youtu.be/-QrcKgM-2a4
https://youtu.be/vK2gp4KiFUA
大祚榮(テジョヨン)-相関図
韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)-43話
安東都護府の牢獄には、親、兄弟がいる。このままでは、我々全てが唐の奴隷となってしまう。正門の前に高句麗の兵が正門を開けるのを待ち、待機している。出て、父母兄弟を助けよう、と民の前で叫ぶテ・ジョヨン。こうして正門を開けるのに成功するテ・ジョヨン。中募山からかけつけたコム・モジャムもまた、牢獄にいる民を助けよと叫ぶ。安東都護府を制圧したテ・ジョヨンとコム・モジャム。テ・ジョヨンは、安東都護府に保管されていた高句麗の民20万人の名簿を燃やし、もう、自由だ、逃げろ、民がいる限り高句麗は滅びない、高句麗が再建されるまで生きなくてはいけないと叫んだ。安市城に唐の大軍が押し寄せている。王の姪スジョンは、平壌城を取られるよりも、罪なく死んでいく民のことが一番悔しかった。何もしてあげられない無能な自分が嫌だった。民を生かせば、その子孫が戦う。そうすれば、高句麗はまた建てられるとテ・ジュンサン将軍に言う。その言葉に導かれるように、テ・ジュンサン将軍は、遼東城城主コ・サゲを守りにつけて民を連れて逃げた。そんな中、イ・ヘゴは、ヨン・ナムセンの策士シン・ホンを自分にくれとヨン・ナムセンに跪いた。イ・ヘゴは、シン・ホンに、テ・ジュンサン、テ・ジョヨン、イムンを殺すと言う。助けてくれと言うイ・ヘゴにシン・ホンは、20年間、あなたに会うために待っていた。自分の忠誠を受けてくれと泣いた。
韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)-44話
ポジャン王の甥コ・アンスンが、新羅の後見を得て漢城で新生高句麗国の建国を宣言した。国政を担う大莫離支にコム・モジャムが就き、陛下に仕え一般行政を行う国司にはテ・ジュンサンがなった。テ・ジョヨンは兵部大臣として軍務、国防を統括し、コルサビウ、コクスドルは左右の上将軍に就任してテ・ジョヨンの補佐役にまわった。この建国が独立国として脆弱であることを知っているテ・ジョヨンは、コルサビウ、コクスドルに三人が義兄弟の契りを結び、いつまでも高句麗を守っていくことを誓うことを提案、それぞれが掌を切りその血を酒に混ぜ、すすりあった。テ・ジョヨンはまた、チョリンとは生涯を共にすることを誓いあっていたが、チョリンは皆に発表するのはまだ怖いと言う。しかし、テ・ジョヨンの傍らには軍装のチョリンが必ず寄り添っていた。一方、チョリンの行方が気がかりなイ・へゴは、チョリンがテ・ジョヨンと一緒にいるという報告を受け、ソ・リンギに働きかけて、軍事同盟を結ぶと称してテ・ジョヨンを唐と手を結んでいる新羅に呼び寄せた。コルサビウ、コクスドル、チョリンと共に新羅に着いたテ・ジョヨンはたちまち軟禁され、新羅のムンム王の前に通された。ムンム王もまた、朝鮮半島に触手を伸ばす唐に服従するつもりはなかった。そのムンム王の目を見据えたテ・ジョヨンは、新羅の本当の王に会いたいと叫んだ。
韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)-45話
目の前の新羅ムンム王に向かって、テ・ジョヨンは高句麗を倒し、民族の統一を成した、英雄・新羅王はどこにもいない。自分を殺し新生高句麗を滅ぼしたあと、唐は次に新羅を征服するだろう、それよりは現在の高句麗と軍事同盟を結ぶべきと説得するテ・ジョヨン。テ・ジョヨンの言葉には、ムンム王が感じていた思いが全て入っていた。テ・ジョヨンは軟禁状態は変わらないが、丁重に客宮に移された。そこでテ・ジョヨンに会ったチョリンは、自分の居場所はここテ・ジョヨンの側だとその胸にすがりついた。テ・ジョヨンが新羅王に会っている頃、チョリンはイ・へゴに契丹族に戻れと脅されたが、テ・ジョヨンへの死をも賭した愛の決意をイ・へゴに伝えていた。しかし、このままではソ・リンギが到着して自分は唐に護送されると判断したテ・ジョヨンは、再びムンム王に会う機会を作り説得を重ねた。唐と真の民族統一の間に揺れ動いていたムンム王の気持ちは固まった。テ・ジョヨンたちの新羅脱出に手を貸すことにした。計画がソ・リンギに漏れ、妨害があったが、王自らテ・ジョヨンの危機を救ってくれた。新羅と軍事同盟を結んで戻ったテ・ジョヨンを迎えた、コン・モジャムの胸中は複雑だった。高句麗新王コ・アンスンはテ・ジョヨンが行けば殺されるということを知っていたのだ。テ・ジョヨンはそのことは知っていた、しかし、こうして新羅との強固な関係を結べたのだから結果はいいと返した。そこへ、安東都護府に唐から10万人の大軍が到着したと知らせが入った。これで、安東都護府の軍は20万人の大軍になる。テ・ジョヨン、コム・モジャムの顔は俄かに険しくなった。