韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)
大祚榮(テジョヨン)-概要
ジョヨンは唐の挑発により危機に陥っていた父テ・ジュンサンと高句麗の兵士たちを助けるために戦い始める。この時、唐と手を組んでいる契丹族の襲撃により生死をさまよっていたジョヨンは、契丹族族長の娘チョリンに助けられる。それをきっかけにジョヨンとチョリンは恋に落ちる。
そんな中、ジョヨンの恋のライバルとして現れるのが、チョリンと兄妹のような仲のイ・ヘゴ。ヘゴは高句麗の将軍のもとに生まれるが、訳あって契丹族によって育てられ、共に育ったチョリンを愛するように...。平壤城の政治勢力と遼東の軍部勢力が反目する中、和合と仲裁のために平壤城に侵入したジョヨンは、監獄に入れられてしまう。それを救ったのが、寶臧王の姪スギョン。スギョンはテジョンに想いを寄せ、チョリンと恋のライバルになり、葛藤を起こす。そんな中、チョリンはジョヨンとの子を身ごもるが、ジョヨンに告げることもできず...。結局二人は引き裂かれる運命となってしまう。
やがて、高句麗は新羅と手を組んだ唐に滅ぼされ、高句麗の民は流民になる。あちらこちらに散らばってしまった高句麗の民を思うジョヨンは、高句麗の民が安心して暮らせる国を作るために、義兄弟として意を決したコルサビウ、フクスドルと共に立ち上がり...。
https://youtu.be/-QrcKgM-2a4
https://youtu.be/vK2gp4KiFUA
大祚榮(テジョヨン)-相関図
韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)-46話
安東都護府に20万人の大軍が集結した報告を聞いた漢城の新高句麗政府内は、新羅軍を合わせて5万の自軍がいかに戦うか紛糾した。新羅の将軍キム・チャンは、納得できる戦略がない限り新羅軍は一緒に戦えないと主張した。安市城においては1万人の軍で100万の唐軍を撃退したテ・ジュンサンだが、守りの違う漢城ではそうはいかないことを知っていた。漢城付近の地図を見つめ考えていたテ・ジョヨンに一つの戦略が閃いた。唐軍を白氷山の長く険しい渓谷に誘い込む作戦だ。この戦略ならば20万でも200万でも敵を殲滅できると、コルサウス、フクスドルが絶賛、キム将軍もその作戦に賛成した。しかし、渓谷に誘い込む役は、高句麗軍、攻撃は新羅軍とキム将軍は主張した。細い逃げ道があって誘い込んだ軍は、そこから素早く逃げるのだが、一歩間違えると唐軍とともに全滅しかねない。テ・ジョヨンはキム将軍に、繰り返し高句麗軍が逃げてから仕掛けてくれるように念を押した。元大総管イ・ジョクの甥イムンを総司令に唐軍が進撃を開始した。瞬く間に漢城周辺の城を掃討して、漢城に迫ってきた。高句麗は近くの城から民衆を避難させ、もぬけの空にした。その不自然さに気づいたイムンは、契丹族部族長イ・ジュンチュンを投獄しチョリンを唐軍におびき寄せた。テ・ジョヨンの作戦を聞き出そうとしたイムンであったがチョリンは「知らぬ」というばかりであった。一方、蟄居しているポジャン王に情報を与えていたミモサは、自分がテ・ジョヨンに加勢したために滅ぼされた百済の村長の孫であることを告白して、心もとない新王コ・アンスンに代わり、再び王となり唐を破り百済復興の手助けをしてほしいと懇願した。チョリンが唐軍に捕らえられたことを知ったコルサウスらは、作戦の中止をテ・ジョヨンに進言した。しかし、テ・ジョヨンはチョリンを信じる、作戦は断じて実行すると叫ぶのだった。
韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)-47話
あくまでチョリンを信じるテ・ジョヨンは作戦の遂行を主張した。チョリンもまた命を賭して漏らすことはなかった。コルサビウをはじめ、テ・ジョヨンに作戦の変更を求める者が現れ、高句麗・新羅軍は揺れた。コム・モジャムは、チョリンは信じぬがテ・ジョヨンは信じると作戦を推し進める決定を下した。どうしてもチョリンの口を割らせたいイムンは、チョリンを拷問にかけることにした。焼きごてをチョリンの顔に押し当てようとしたその瞬間、伝令が高句麗軍の先制攻撃を伝えた。いきり立つイムンは迎え撃った。チョリンの制止で先鋒を命ぜられていたイ・へゴたち契丹族兵士は戦闘を控えた。テ・ジョヨン率いる、高句麗軍は敗走に敗走を重ねた。追うイムンの唐軍。もう少しで白氷山というところで、唐軍は夜営を張った。一方、契丹族のイ・へゴの策士シン・ホンは白氷山の地形から、ようやくテ・ジョヨンの策略に気づいた。そして、イ・へゴに出兵を促した。テ・ジョヨンは夜営中の唐軍に奇襲をしかけ、唐軍を白氷山に誘い込んだ。新羅軍キム・チャン将軍はテ・ジュンサンの制止も聞かず、谷に誘い込まれた唐軍に攻撃を開始した。慌てる唐軍。ともに降りしきる矢を浴びるテ・ジョヨンの高句麗軍は…。
韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)-48話
高句麗軍の上に降り注ぐ矢の雨。20万人の唐軍とともに高句麗軍は全滅した。生き残ったテ・ジョヨン、コルサビウ、フクスドルは、ケガを負ったテ・ジュンサンから新羅軍の将軍キム・チャンの暴挙であることを聞いた。テ・ジョヨンの合図を待たなかったキム・チャンのせいで高句麗兵を失ったテ・ジョヨンは、何食わぬ顔で迎え、しかも権力を笠に着て高飛車に出るキム・チャンを一刀のもとに斬り捨てた。このことは白水城のイ・へゴの耳にも届いた。その白水城に監禁されているチョリンはテ・ジョヨンの子供を身ごもっていた。何とかして、テ・ジョヨンのいる漢城に戻らなければとの思いが強いチョリンは高句麗人の侍女が用意した契丹軍の衣装を着て、白水城を抜け出そうとした。しかし、イ・へゴに捕えられてしまう。イ・へゴはこれまで言えなかったチョリンへの想いを熱く語った。チョリンは「私を愛しては駄目だ」と頑なに拒むだけだった。破れて平壌に戻ったイムンは、ソ・リンギに城門の門番を仰せつけられた。イムンの大敗を知った唐政府は、遼東に安東都護府を移し、その都督に前高句麗王ポジャンを担ぎ出そうとしていた。漢城には新羅から使者スミサンが来て密かにコ・アンスン王に会った。新羅のムンム王は、キム・チャンを斬殺したテ・ジョヨンを捕らえるつもりがないので、コ・アンスン王の手でテ・ジョヨンを抹殺するよう要請した。そこへテ・ジョヨンが入ってきた。