韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)
大祚榮(テジョヨン)-概要
ジョヨンは唐の挑発により危機に陥っていた父テ・ジュンサンと高句麗の兵士たちを助けるために戦い始める。この時、唐と手を組んでいる契丹族の襲撃により生死をさまよっていたジョヨンは、契丹族族長の娘チョリンに助けられる。それをきっかけにジョヨンとチョリンは恋に落ちる。
そんな中、ジョヨンの恋のライバルとして現れるのが、チョリンと兄妹のような仲のイ・ヘゴ。ヘゴは高句麗の将軍のもとに生まれるが、訳あって契丹族によって育てられ、共に育ったチョリンを愛するように...。平壤城の政治勢力と遼東の軍部勢力が反目する中、和合と仲裁のために平壤城に侵入したジョヨンは、監獄に入れられてしまう。それを救ったのが、寶臧王の姪スギョン。スギョンはテジョンに想いを寄せ、チョリンと恋のライバルになり、葛藤を起こす。そんな中、チョリンはジョヨンとの子を身ごもるが、ジョヨンに告げることもできず...。結局二人は引き裂かれる運命となってしまう。
やがて、高句麗は新羅と手を組んだ唐に滅ぼされ、高句麗の民は流民になる。あちらこちらに散らばってしまった高句麗の民を思うジョヨンは、高句麗の民が安心して暮らせる国を作るために、義兄弟として意を決したコルサビウ、フクスドルと共に立ち上がり...。
https://youtu.be/-QrcKgM-2a4
https://youtu.be/vK2gp4KiFUA
大祚榮(テジョヨン)-相関図
韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)-55話
ポジャン王、テ・ジョヨンらが組織する東明天帝団に、サブグが唐の奴隷商と取引するという情報があった。プ・ギウォン、シン・ソン、サブグの3人がソ・リンギの目を盗んで、遼東城外で高句麗流民を唐の奴隷商に売ると言う。テ・ジュンサン率いる兵と合流した東明天帝団は、城外で彼らを襲い流民を自由にし、金5000両、銀5000両を強奪して民に分け与えた。しかし、サブグは取引に現れず、計画の一つでもあったサブグ暗殺は不備に終わった。流民も金銀も強奪されたプ・ギウォン、シン・ソン、サブグは漏れるはずのない情報が漏れたのは、仲介したミモサが怪しいと気づく。サブグは、ミモサの経営するチソン楼を捜索した。しかし、サブグの弱みを握っているミモサは、寸での処で捜索を中止させた。プ・ギウォンらは、金を掴んで高句麗を去り、唐の高官に金を渡し唐の地方官吏に納まろうと考えていた。彼らは、東明天帝団が民に施した金銀を力づくで取り戻そうと動いた。サブグがその任にあたり、邪魔する者は切り、徹底的に民の財産をかき集めていた。民は長老を前にサブグに窮状を訴え、財産を返すように訴えた。サブグは構わず、長老を斬り捨てた。その時、一人の編み笠の男が、サブグの前に現れた。編み笠を上げたその顔は…。
韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)-56話
編み笠をとった男は「東明天帝団団主テ・ジョヨン」と名乗った。テ・ジョヨンは生きていた。剣を抜き、数合まじ合わせて、テ・ジョヨンの剣がサブグの足を、続いて胴を払った。恨み骨髄の高句麗流民たちは手にした丸太で、サブグを容赦なく打ちのめした。次に、唐から辺境を監視していたユ・グァンジョン将軍が派遣されたが、途中で東明天帝団の手で暗殺された。プ・ギウォンの策士シン・ソンは、サブグ亡きあとテ・ジョヨンに勝てるのはイ・へゴだけと営州にいるイ・へゴを招集するよう、ソ・リンギに要請した。イ・へゴは妻となったチョリンに男児が誕生した。イ・へゴはチョリンとコム(剣)と名付けたテ・ジョヨンの子を一生守ることを誓った。また、テ・ジョヨンにもスギョンを娶っては どうかという話が持ち上がっていたが、テ・ジョヨンは頑なに拒んでいた。遼東行きを、一旦拒否したイ・へゴだが、シン・ホンから自分が本当は高句麗の将軍の子で、父を殺したのはテ・ジュンサンである、身につけていた短剣が何よりの証拠だと聞かされ、ソ・リンギの下へ行くことを決意した。シン・ソンが裏で糸を引いていることを知ったフクスドルはシン・ソン暗殺に向かったが、イ・へゴら契丹族兵に襲われ、フクスドルの配下は捕えられた。捕まった仲間が拷問にあっていることを知ったテ・ジョヨンは、自分が救出に向かう、そしてシン・ソンを斬ると言い放った。
韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)-57話
シン・ソンを葬ると誓ったテ・ジョヨンだが、シン・ソンをもまた、弟シン・ホンとテ・ジョヨンの抹殺を策略していた。遼東都督・朝鮮王を拝命しているポジャン王が安東都護府に捕らえられている東明天帝団員の様子を見に行った。出された茶には、大きな茶葉が入っていた。ミモサはその茶葉は罠が仕掛けられているという合図だと言う。ソ・リンギの側に仕えるクムランが知らせたのだ。シン・ソン、シン・ホンの策略は東明天帝団の捕虜たちを公開処刑に処すというものだった。そこには必ずテ・ジョヨンが現れるはずだ。処刑の日、東明天帝団は現れなかった。そこに立ち会ったポジャン王に旧高句麗の民は石を拾い投げつけた。皆、ポジャン王の変節ぶりに憤っていた。その投石を甘んじて受ける ポジャン王。公開処刑で処刑された者たちは、偽物だった。テ・ジョヨンはコルサビウ、フクスドルになぜ偽物と分かったか説明した。処刑のとき皆、頭巾を被せられていた、顔を知られたくない証拠だ、貴重な捕虜をまだ殺すはずはないと。シン・ソンとシン・ホンはミモサとチソン楼を疑って、常に監視させていた。いつものようにポジャン王がチソン楼に登楼するとヨン・ナムセンが王に会いに来て、王の不甲斐なさを訴えた。そこへ東明天帝団が来襲、店を襲った。ヨン・ナムセンは刃を突き付けられた。突きつけた黒装束の男が頭巾を外した。ヨン・ナムセンの目に映ったのはテ・ジョヨンその人だった。