韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)
大祚榮(テジョヨン)-概要
ジョヨンは唐の挑発により危機に陥っていた父テ・ジュンサンと高句麗の兵士たちを助けるために戦い始める。この時、唐と手を組んでいる契丹族の襲撃により生死をさまよっていたジョヨンは、契丹族族長の娘チョリンに助けられる。それをきっかけにジョヨンとチョリンは恋に落ちる。
そんな中、ジョヨンの恋のライバルとして現れるのが、チョリンと兄妹のような仲のイ・ヘゴ。ヘゴは高句麗の将軍のもとに生まれるが、訳あって契丹族によって育てられ、共に育ったチョリンを愛するように...。平壤城の政治勢力と遼東の軍部勢力が反目する中、和合と仲裁のために平壤城に侵入したジョヨンは、監獄に入れられてしまう。それを救ったのが、寶臧王の姪スギョン。スギョンはテジョンに想いを寄せ、チョリンと恋のライバルになり、葛藤を起こす。そんな中、チョリンはジョヨンとの子を身ごもるが、ジョヨンに告げることもできず...。結局二人は引き裂かれる運命となってしまう。
やがて、高句麗は新羅と手を組んだ唐に滅ぼされ、高句麗の民は流民になる。あちらこちらに散らばってしまった高句麗の民を思うジョヨンは、高句麗の民が安心して暮らせる国を作るために、義兄弟として意を決したコルサビウ、フクスドルと共に立ち上がり...。
https://youtu.be/-QrcKgM-2a4
https://youtu.be/vK2gp4KiFUA
大祚榮(テジョヨン)-相関図
韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)-79話
テ・ジョヨンはミモサと共にソ・リンギ邸を訪れ、父ジュンサンに会い、スギョンとの結婚を報告した。その間イ・ヘゴの策士シン・ホンは何かを察知し、ミモサに唐脱出は断念するように言うのだった。政務会議の途中、侍中大臣ウィスンが王イ・チに呼び出された。イ・チは死期が近づいているのを悟り、ウィスンに遺言を認めさせた。皇位は第3王子チョルに継承させ、則天武后は皇太后になっても一切政治に関与させるなという内容だった。王の急な侍中大臣呼び出しを不審に思ったイ・ヘゴは、ウィスンの身体を調べた。しかし、何も発見されることはなかった。イ・ヘゴは遺言を作ったのではないかと問うが、ウィスンは取り合わず宮殿に戻った。いよいよ、ケピルサムン討伐隊が出発する日が来た。スギョンと侍女のオホンは城外の寺で待つことになり、先に出発した。討伐隊が馬都山に到着、テ・ジョヨン軍は総司令イムン将軍から先鋒を言いつかった。テ・ジョヨンはたった100人位の隊で数倍の敵を相手にするのかと不満を言った。イムンはあわよくば、テ・ジョヨン軍を全滅させるつもりであったが、テ・ジョヨンはポジャン王が唐に押送される時に、ケピルサムンと共闘したことがあり、彼らの砦もよく知っていた。ここまではミモサの計画どおりだった。テ・ジョヨンは簡単にケピルサムンの寝所に忍び込み、酔っていびきをかいているケピルサムンをたたき起こした。
韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)-80話
テ・ジョヨンはケピルサムンに、自分は戦う気持ちはない、討伐隊の総司令が突厥族を滅ぼしたイムンだからこの機会に突厥族の恨みをはらせと告げた。テ・ジョヨンがケピルサムン一味を一網打尽にしたと見せかけると、予想通りイムンはテ・ジョヨン軍も含めて全滅させ、手柄を横取りしようと考えた。しかし、テ・ジョヨン軍は馬都山を脱出、イムンの全軍はケピルサムンの突厥族軍と戦った。両者が戦っている隙に、ミモサはケピルサムンが強奪した則天武后の献上品を運び去った。唐では、王が遺書を密かに侍中大臣に託したことが則天武后に知れたが、意外にも則天武后は冷静であった。だが、それは見せかけで則天武后はイ・ヘゴにそれを探り当て持ってくるように指示を出した。イ・ヘゴは侍中大臣ウィスンの寝所に忍び込み寝込みを襲った。ミモサが単身、長安に帰り、ソ・リンギを訪ねた。テ・ジョヨンは先鋒を命じられ、ケピルサムンを生け捕りにしたが、イムンが手柄を横取りしようとテ・ジョヨンを殺そうとしたので逃げた。イムンがいる限りいつ殺されるか分からないのでテ・ジョヨンは唐には戻らないと報告した。証拠に強奪された献上品を持ち帰ったと。ソ・リンギは、その嘘を見破って、ミモサを投獄しようとした。居合わせたテ・ジュンサンが、ソ・リンギの側近の剣を抜き取り、ソ・リンギの喉元に押し当てた。「もしテ・ジョヨンが唐を脱したとしたら、忠誠を誓わせたソ・リンギ将軍にも難がふりかかる、あくまでもイムンに追い払われたのです。証拠は奪われた献上品です」とミモサは言いつのった。
韓国ドラマ-大祚榮(テジョヨン)-81話
ソ・リンギはテ・ジュンサンとミモサを城外に逃げ延びさせた。テ・ジョヨンが唐を脱出した事を知ったイ・へゴとシン・ホン。イ・へゴは放っておけと言ったが、シン・ホンは部下を使って逃げる先であろう営州を治める契丹族部長に手紙を届けさせた。テ・ジョヨンたちは食糧調達のために営州に行くはずだから、穀物の取り引きをやめさせるように認めた。確かに営州では、フクスドル、コルサビウが食糧を求めていたが思うようにはかどらない。そこにテ・ジュンサンとミモサが合流した。その頃、長安城のイ・へゴは王の遺書を手に入れた。国の一大事の時以外は皇太后を政治に近づけるなと書いた遺書を読んだ則天武后は、自分は全てを失ったと言ったあと、大殿に臣下を集めその遺書を読み上げさせた。大臣たちはそんな則天武后に底知れない恐怖心を抱いた。ソ・リンギを相手に酒を飲んだ則天武后は、皇后や皇太后は政治に参加してはいけないという遺書に従う、しかし、皇帝に、女帝なればいいのだと言い放った。営州の近くに高句麗難民の村があった。城内外合わせると数万人の難民がその付近に住んでいた。テ・ジュンサンが到着する前から、スギョンとオホンはそこに滞在していた。その村の民は、最後まで唐と戦った高名なテ・ジュンサン将軍が来ることを知って宴を用意した。テ・ジュンサンと共に村に行ったテ・ジョヨンはスギョンが子供を宿している事を知らされた。宴が始まると難民村の村長パンゲは、将軍たちが高句麗の地に定住したら必ず迎えに来てほしいと訴えるのだった。シン・ホンの手紙が着いて街では穀物の取引が禁止になり、闇取引をした者は処刑されることになった。食糧の調達が困難になったテ・ジョヨンは、ミモサに、この上は営州を治める契丹族部長から食糧をもらうしかないと言う。ためらうミモサに、テ・ジョヨンは、考えが合っていればできる、高句麗に帰るには成功させねばならないと言い切った。